今回「台所の排水溝のつまりがひどく非常に水が流れにくくなってしまってどうしようもない」との相談を受け、修理のため大阪府は泉佐野市のある1軒家にすむ4人家族の元へ伺って参りました。
奥様との挨拶もそこそこに早速問題の台所つまりの状況を確かめると、それはそれは典型的なつまり方をしておりました。
台所詰りの原因は、主に料理等をする際にシンクに流した油分です。排水口にこびりついた物が年月を重ねて堆積していく事でヘドロ状になり、時間が経っていく程に詰りがひどくなるのです。これは、まだこのよごれの層がやわらかく薄いうちに対処すれば市販のパイプクリーナー等で簡単に汚れを落とすことが出切るのですが 今回のお宅の様に汚れが分厚く硬質化してしまった場合はやはりプロに頼むしかありません。
さて、このお宅のようにつまりがあまりにもひどくなってしまった場合どのような修理を施していくのか、今回行った施工を通して紹介したいと思います。
さて、今回伺ったお宅の台所はまさにその油汚れがヘドロ化して層を作り硬く厚くなったことが原因の台所つまりでした。まず、硬く分厚くなったヘドロの層をどうやって取り除いていくかですが、最初に「トーラー」という道具を使うことになります。この道具の中にはワイヤーが収納されていて、回転力を使って排水管にそのワイヤーを入れ込んでいくという道具で、挿入したワイヤーを回転させ排水口内の汚れを砕いていくという方法で除去作業を進めていきます。
つまった状態が解消されたら、つぎに業務用の洗剤を使ってさらに通りを良くしていきます。これは、古い汚れが少しでも残ってしまっていると、また油汚れが排水管を流れて行った際に新しい汚れが古い汚れにくっついて汚れの層を形成し再度つまりを起こしてしまうことを防ぐため、仕上げとして行う作業になります。
最後に、2、3分水を流し、排水管内に残った汚れと洗剤をおとします。
以上が今回行った作業の概要になります。
今回事例のような台所つまりあれば、日頃の掃除によって防げるものです。しかし、どうしても排水口を掃除をするのが億劫だったりそれどころか見るだけでも気持ち悪くなるという方は少なくないかと思われます。そのため、台所つまりの状態に気づくのがどうしても遅れてしまってもはや自分ではどうにもできなくなってしまい仕方なく私たちのような業者に相談をするということになるのだと思われます。ただ、毎回毎回つまらせてしまうとなると排水管を交換しなくてはいけないというような状況にもなりかねませんし、何より臭いや逆流などで不快な想いを毎度するのは効率が良くないと思います。やはり、少しくらい億劫でも、定期的にパイプクリーナー等で排水管の掃除を行うことをオススメ致します。
また、今回は大阪のご家庭ということで、粉物に使った油や調味料がつまりの主な要因になっていたようです。地域によって食生活も異なってくるため、そういったところも頭に入れて今後も修理業務をしていきたいと思いました。