今回は大阪市福島区にお住いのお客様からのご依頼で、症状はトイレタンクから水漏れがするとの事でした。
お伺いしたお宅は、外観・内観共に白を基調としたモダンなお家でした。早速修理箇所を拝見させて頂くと、ちょうどタンク下に30㎝×30㎝ほどの水溜まりが出来ていました。一回「大」で水を流すレバーを操作すると、タンクから水が溢れ出してこのくらいの水溜まりが出来てしまうとの事でした。なので、この状態になってからは使用はせずにご連絡を頂いた形となります。
トイレのタンク内には、タンクへ給水調整をしているボールがあります。これをボールタップと呼びます。そして水が溢れた時に便器内に排水する役目を持つオーバーフロー管というものがあります。ですが、これらの部品が何かのきっかけで壊れてしまうとタンク内の水調整が出来ずに溢れてしまい、水漏れを起こしてしまいます。もう一つタンク内にはタンクと便器を繋ぐ管に大きなパッキンが取り付けられています。これが経年劣化などにより亀裂が入ったりだとかするとタンクと便器の隙間から水が漏れてしまいます。
今回は、前述しましたタンク内器具の故障が原因だった様です。部品の接続部分が、何百回、何千回と動いているうちに悪くなってしまう事が御座います。これは経年劣化の一つとも言えますので、ある程度は仕方ありません。ご使用から約10年が経っているとの事でしたので、妥当な故障かなと思います。動いている内に接続部の角度が変化していき、動きが悪くなり給水調整が効かなくなるという症状はよくあります。
今回はボールタップの交換と接続部分の動きを調整してお客様から満足なお言葉を頂きました。作業代金22,680円也
トイレは生活していく上で必要不可欠な場所の一つです。故障してからでは遅いので、月1回程度の水漏れ確認をして頂く事をオススメします。特にタンク周りは原因の大半を占めますので、タンクの下も含めて確認して下さい。