大阪市西淀川区にお住まいのお客様から「お風呂の洗い場の排水溝からをなかなか水が流れていかない」という、風呂つまり修理のご依頼を受けました。
いわゆる風呂排水のつまりで、日常的によくあるトラブルの1つです。
お伺いしてお話を聞くと「2ヵ月ほど前から流れが悪くなっていたが、排水洗浄剤を使うと少し改善されたので悪くなる都度対処していた。
ただ1週間くらい前からパイプ洗浄剤をどんなに使っても水の流れが悪く、洗い場で体を洗っているうちにどんどん流れていかない水がたまってしまうので困っている」ということです。
家は築10年の戸建てで、お風呂はユニットバスで新築時から交換はなく、深刻なつまりは今回が始めてだということです。
実際に見て水を流してみると確かにすぐに排水溝のふたが持ち上がってくる状態です。
ただ対策をしていただけあり、排水口のフィルターもその奥の内部も見える範囲では綺麗に掃除されていて綺麗でした。
通常、洗い場の排水の風呂つまりは、髪の毛や皮脂、洗剤などが絡み合った汚れのかたまりで、初期なら比較的簡単に取り除けます。
少しのつまりでは排水洗浄剤を流し放置するだけで髪の毛も溶けてつまりが改善する事もありますが、水が流れなくて洗い場にどんどん溜まっていくレベルになってしまうと、配水管に及んでいると考えられるので、フィルター掃除やパイプ洗浄剤のみでお風呂つまりを解消するのは困難になります。
このような場合、専門業者はまず排水口から空気を噴射して、排水管の内部にへばりついた汚れを吹き飛ばす作業をします。
次にポンプで排水管に水を送り込んで洗浄し、先ほど空気で吹き飛ばされた汚れを下水管に押し流します。
その後強力なパイプ洗浄剤で排水管の内部を綺麗にします。
このパイプ洗浄剤は強アルカリ性で、劇薬になるので業者専用のものになっています。
今回のお客様もこの作業により風呂つまりは解消されました。
お風呂の排水口のつまりは日常メンテナンスである程度防げるものではありますが、10年ほど経過する、少しずつ配水管の方に流れていった汚れで不具合がでることも多いです。
パイプ洗浄剤を使用しても改善されない場合、ぜひご相談下さい。