当たり前に使っている給水管は排水管がありますが、破損してしまうことがあると知っていますか?このような管は壁や土の中など見えない部分にあるからこそ、破損していても気づかないことがあるのです。知識がない人はどうして破損してしまうのか分からないですよね。ですが、破損しているのに放置してしまうと、被害が拡大する恐れがあるので、もし、破損してしまったらすみやかに対処をしなければいけません。では、給水管や排水管が何故破損してしまうのか、どのように予防をすれば良いのかについて紹介したいと思います。
経年劣化による破損
給水管や排水管は残念ながらずっと使い続けるわけにはいきません。実は耐用年数があり、日々使い続ける中で徐々に劣化していき、最終的には破損することがあるため注意が必要です。給水管や排水管の耐用年数はおよそ10年~15年といわれています。つまり、築年数が古い家屋では破損する可能性が高くなってしまうのです。まだ建てたばかりの新築の家に住んでいる人は今は心配しなくても良いですが、中古で購入した、築年数が古い家に住んでいる人は破損してしまうことがあるということを知っておいてください。破損することがあるという知識があるだけでも、何かあったときにあわてなくてすみますよね。破損は見極めることが難しく、家庭によってタイミングが異なるので、いつに破損するという明確な日数までは分かりません。また、耐用年数は使用している水道管や排水管の素材によっても違ってきます。ですので、あらかじめ使用している素材を確かめてその素材がどれくらい持つのかを知っておくことが大切です。壁の中にあるので、目には見えませんが、経年劣化の例として、水がサビ臭い、赤くにごった水が出るなど少し以上を感じられることがあります。こういった事が分かったら、早急に部品を交換するようにしましょう。
地震による破損
地震は日本に住んでいる限りいつ起こるか分からないと言われています。実は給水管や排水管は地震の揺れが激しい場合、新しい給水管や排水管であっても破損してしまうおそれがあるのです。地震などの震災はいつ起こるかわからないですし、防ぎようがないですよね。ですので、強い地震があったら、破損していないかを確認する必要があります。たとえば、水の出方がいつもと違う場合は、破損しているおそれがあります。強めの地震があったら水の出方などをよく注意してみてみることをおすすめします。ただし、経年劣化している場合は小さい地震でも破損してしまうケースがあります。家を建ててだいぶ経っている人は小さい地震だとしても油断は出来ません。雨が降っていないのに、地面が濡れているなど普段とは違うことがあるなら一度過程の水道をすべて止めて水道メーターを確認してみることをおすすめします。メーターが稼動していれば破損の可能性が高いでしょう。
凍結して破損する
水は凍ると液体から固体になる時に体積が増える性質を持っています。給水管が凍結した場合、膨張して破裂するおそれがある冬場は特に注意が必要です。ただ、凍結してしまうのも自然も現象なので、凍結自体はしてしまいます。ただ、凍結を出来るだけしないように対策をすることが出来るので、対策をしてみることが大切です。凍結をしてしまう基準は外気温がマイナス4度以下になると凍結のリスクが高くなると言われています。もし、外気温がマイナス4度になるような地域に住んでいるなら、タオルや発砲スチロールといった保温材を巻いて、水道管内部が凍らないように対策をしましょう。また、水は流動している方が凍るリスクが高くなります。水道管内部の水を出し切るために、水抜きをしておくことも水道管内で水が凍らないための方法としておすすめです。また、気をつけていても凍結をしてしまうことも考えられるので、もし凍結をしてしまった場合は、自然解凍を待つか、凍結している部分にタオルを巻きつけ、ぬるま湯をかけてゆっくりと解凍してください。このときに気をつけなければならないのは、熱湯をかけてしまわないようにすることです。熱湯をかけてしまうと、急激な温度変化に給水管が耐えられず、破損してしまうおそれがあります。水道管に負担がかからないように、慎重に解凍していく必要があります。
もし、給水管が破損してしまったら
給水管は蛇口から勢いよく水が出るように、常に高圧状態になっています。そのため、破損すると大量の水があふれてしまい、最悪の場合は二次被害が起こる可能性が考えられます。まず、給水管が破裂して水漏れが発生した場合は、止水栓を締めて水の流れを止めるようにしましょう。水の流れを止めなければいつまでも水があふれてしまうので、すぐに水を止めることが大切です。そして、素人ではどうすることも出来ないので、早急に水道業者を呼び、対処してもらうことが大切です。破損した部分を修復してもらうか、あたらしい水道管に変えるのかどちらかの選択肢をしなければいけません。
また、排水管は水道管とは違い、高圧状態ではありません。排水した分だけ水漏れが発生しますので、排水管が破裂した場合には、被害を最小にするために排水をしないことが大切です。ただ、排水管が破裂してしまうと、汚水が発生します。汚水なので、悪臭が発生し、放置すると部屋の中に臭いにおいが蔓延するので、衛生的にも安全性もよくありません。もし、破裂してしまったら早急に対応してもらう必要があるので、すぐに業者を呼びましょう。もし、排水管が破裂してしまったら、個室で発生した場合は、締め切って、においがほかの部屋にいってしまうのを防ぎましょう。業者がくればすぐに対応してもらえるので、しばらくは応急処置をして、待つことが大切です。
まとめ
このように給水管、排水管が破損してしまう原因と、その予防法について紹介しました。給水管や排水管は耐用年数があるので、どれだけ大切にしていても、いつかは破損しまいます。ただ、出来るだけ破損しないようにすることは可能なので、上記で紹介してあることを参考にしましょう。ですが、もし、何らかの理由で破損してしまったらすぐに業者を呼び、対応をしてもらうようにしてください。